中小企業のホームページ制作時にやるべき11個のSEO対策【内部施策】

「自社サイトを作ってみたけど、Googleで検索しても全然上位に表示されない…。」

「SEO対策というものが必要らしいけど、どうすればいいんだろう?」

とお悩みの中小企業や地方企業、個人で活動しているフリーランスのみなさん!

この記事ではそんな方に向けて、小さな企業がWebで集客するために必要なSEO対策について説明します。


トイロスタジオではSEO対策の無料相談を開催中です!

トイロスタジオではSEO対策の無料相談を開催中です!


目次

そもそもSEO対策とは

SEO(エス・イー・オー)とは、Search Engine Optimization(サーチエンジンオプティマイゼーション)の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と言われます。

簡単に言うと、SEO対策とは自社サイトがGoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンで「検索したときに上位表示をさせるための手段」のことです。

SEO対策をすることで記事が上位に表示されると、多くの見込み客が自社のサイトを訪れてくれるようになります。

SEOの仕組みについて

Webサイトを作ってから検索結果に表示されるまでには次の3つのステップがあります。

Webサイトの情報を収集する「クローリング」

まずはクローラーと呼ばれるプログラムがインターネット上にあるページを巡回し、情報を取得していきます。インターネット上では一日に膨大な数のページが作られているので、クローラーは効率よくページのリンクをたどっていく必要があります。

Webサイトを作っただけの場合やクロールするに値しないようなページは情報を取得してくれない場合もあります。まずはクローラーが巡回しやすいようなページ構成や仕組みを構築することが重要です。後程説明するXMLサイトマップやパンくずリストの設置などで対策をしていきます。

サイトの情報をデータベースに格納する「インデックス」

クローラーが集めた情報は整理され、データベースに格納されます。この作業を「インデックス登録」と呼びます。クローリングされてから少し時間がかかることも多いです。インデックス登録をされると、検索結果に表示されるようになります!

すべての情報がインデックスされる訳ではなく、「似たようなコンテンツが存在する」「コンテンツの内容が薄い」ときにはインデックス登録されない場合があります。

自社サイトがしっかりインデックスされるために、プログラムが理解しやすいようにコーディングをしておくことが大切です。後述のタグの記述方法や重複ページの有無の確認方法などで対策していきます。

ユーザー満足度をスコア付けする「スコアリング」

検索結果に表示され、ユーザーがコンテンツに訪れるようになると、滞在時間やユーザーの動きなどからユーザー満足度が評価されます。この作業を「スコアリング」と呼びます。

満足度の評価指標は日々変化していると言われており、その正確な実情はGoogleなどの検索エンジンサイドにしかわかりませんが、ユーザーにとって価値のあるサイトが上位に表示されるように改良されています。

つまり、小手先のテクニックに走るのではなく、サイトに来てくれるユーザーにとって必要な情報を丁寧に伝えていくことが重要だということがわかります。

Googleが掲げる10の真実について

上述のように、上位表示のアルゴリズムについては、検索エンジンを作っている会社内の一部の人しかわかりません。そのため、多くの人が使用している検索エンジンであるGoogleやYahoo!の考え方を知り、そこから必要な対策を考えることが大切です。

Googleはアルゴリズム改良の方向性として、「Google が掲げる 10 の事実」という理念を公表しています。

  1.  ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  2.  1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3.  遅いより速いほうがいい。
  4.  ウェブ上の民主主義は機能する。
  5.  情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6.  悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  7.  世の中にはまだまだ情報があふれている。
  8.  情報のニーズはすべての国境を越える。
  9.  スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  10.  「すばらしい」では足りない。
Googleが掲げる10の真実

まず最も重要なのは一つ目の「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」という一文。「ユーザーファースト」で設計しているサイトを上位表示させたいという意図が読み取れます。

また、3つ目の「遅いより速いほうがいい。」という文から、サイト構築を最適化して、ユーザーが使いやすい(使っていてイライラしない)サイトにすることが重要だということもわかりますね!

SEO対策のゴールは「検索エンジン」と「読者」の両方から評価されること

ここまでをまとめると、SEO対策をして上位表示するためには

  • 「検索エンジン」にとって最適な作りになっているか
  • 「読者」にとって魅力的なコンテンツになっているか

この両方が重要になってくることがわかりました。

続いて、中小企業にとってSEO対策が本当に必要なのかを説明していきます。

そもそも中小企業はSEO対策が必要なの?

中小企業がSEO対策を行うと集客にとって確実にプラスには働きます!

ただし、そのほかのWeb施策と比べて、費用対効果が悪くなる場合もあるので、そのチェックポイントをお伝えしていきます。

中小企業や個人のフリーランスと大企業とで、取るべきSEO対策は基本的には同じです。ただし、中小企業や個人ではSEOで上位表示させるのはより難しく、Web施策全体にかけられるリソースも少ないので、SEO対策の特徴を理解し、優先順位をつけておくべきだと思います。

SEO対策をするべき業種について

Web上で検索される可能性があるビジネスを行っている中小企業はSEO対策をしておくことで集客にプラスに働きます。SEO対策をしている競合他社としていない競合他社では、前者の方が認知・集客ともにやりやすいでしょう。

一方、SEO対策の優先順位が低くなる業種は以下のようなものです。

  • レストランや美容室(食べログ、Hotpepper等が圧倒的に強い)
  • コンビニやガソリンスタンドなど差別化ポイントがない事業
  • 競合他社がいないB to B企業

レストランや美容室、コンビニ、ガソリンスタンドなどはGoogleMAPで検索したときに表示されやすくなる「MEO対策(Map Engine Optimization)」をした方が成果に繋がりやすいです。

中小企業がSEO対策を行うメリット

SEO対策の大きなメリットは次の3つです。

  • 一度上位表示できれば中長期的に効果を発揮する
  • 上位表示後のコストを抑えられる
  • ブランディング効果もある

順に解説していきますね。

一度上位表示できれば中長期的に効果を発揮する

質の高い記事で上位表示ができれば、SEOでは中長期的に上位表示されるシステムになっています!アルゴリズムが多少変わろうとも、読者にとって価値のある記事なら優先的に表示させたいからですね。

そのため、安定的な集客や認知度アップに繋がります。

常に新しい情報が流れてくるSNSとは異なり、SEOで上位表示できれば自社の情報を固定の場で提供し続けられるようになります。

上位表示後のコストを抑えられる

SEOで一度上位表示をできれば、リスティング広告等で広告を表示させるより効果的に集客をすることができます!

何より、広告費を止めたら表示されなくなるリスティング広告とは違い、効果が中長期的に続くのは嬉しいメリットですね!

特に中小企業の場合、広告費を出し続けるのは厳しい場合もあるので、長期的な目線を持ってWebでの施策を決めていくのは大事になってきます。

ブランディング効果もある

読者はよく目にするものに信頼感を感じやすいので、上位表示をさせることで読者の目に触れやすくすることで企業のブランディング効果も見込めます!

広告で表示させている企業より、しっかりSEO対策をして上位表示されている企業の方が安心感がありますよね!

信頼感を獲得できると、そこからアクセス数やお問い合わせ数も増え、その結果さらに信頼感が生まれる…という好循環が生まれます!

ここまではSEO対策のメリットをお伝えしました。

一方SEO対策を選択するデメリットもあるので、こちらも説明していきます。

中小企業がSEO対策を行うデメリット

中小企業がSEO対策を行う上で主要なデメリットは次の3つです。

  • 効果が出るまでに時間がかかる
  • 必ず順位が上がるとは限らない
  • アルゴリズムの変化で検索順位が落ちる可能性がある

これらも順に解説していきます。

効果が出るまでに時間がかかる

SEO対策は効果が出るまでに時間がかかる施策になります。

結果が出るまでに最短でも3ヶ月、長いと1年ほどかかることも多いです。

短期的な成果が必要!といったときには別の対策を考える必要があります。

必ず順位が上がるとは限らない

「SEO対策をすれば必ず上位に表示されるんでしょ?」と考えるクライアントさんもいますが、必ずしもそうではありません。

SEOの大事な指標としてEATいうものがあります。

EAT(イー・エー・ティー)とは「Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)」の頭文字をとったもので、専門性や権威性、信頼性を重視して、それらが担保されるサイトを上位表示させるという指標になります。

EATを向上させるための具体的な対策を6つ挙げますね!

  1. 専門家によるコンテンツ作成
    ウェブサイトのコンテンツは、該当分野の専門家や経験豊富な人物によって作成されるべきです。例えば、健康関連のウェブサイトであれば、医師や栄養士などの専門家が書いた記事を掲載することが望ましいです。
  2. 著者情報の明記
    記事やコンテンツには、著者の詳細情報や経歴を含めることが重要です。これにより、コンテンツが信頼できる情報源から来ていることを読者に伝えることができます。
  3. 客観的かつ正確な情報の提供
    コンテンツは、検証可能で正確な情報に基づいている必要があります。データや研究結果を引用する場合は、信頼できる出典を明示しましょう。
  4. ユーザーレビューと評価の活用
    特にEコマースサイトやサービス提供サイトでは、ユーザーからのレビューや評価を積極的に取り入れ、信頼性を示すことが有効です。
  5. 第三者機関から評価や賞の提示
    業界内や第三者機関による評価や賞をウェブサイトに載せることで、権威性を示すことができます。
  6. セキュリティの強化
    ウェブサイトのセキュリティを確保し、特に個人情報や取引情報を扱う場合は、適切な暗号化技術(SSL証明書など)を使用することで、信頼性を高めることができます。

特に中小企業や個人だとこのEATスコアが低めになりがちなので、意図的にこれらの情報を満たすような発信をしていきましょう。

また、2022年12月にGoogleは、Experience(経験)を追加したEEATという評価指標を導入しました。

3.4 Experience, Expertise, Authoritativeness, and Trust (E-E-A-T)

Experience, Expertise, Authoritativeness and Trust (E-E-A-T) are all important considerations in PQ rating. The most important member at the center of the E-E-A-T family is Trust.

(翻訳)経験、専門性、権威性、信頼 (E-E-A-T) はすべて、ページの品質評価において重要な考慮事項です。その中でE-E-A-Tの中心にある重要な項目は信頼です。

品質ガイドライン(General Guidelines)

経験とは「コンテンツの作成者が実体験を持つ経験が記されているか」が評価されます。

たとえば、実務で経験する問題点やその解決法が示されているとGoogleからの評価が上がると考えられます。

また、このような一次情報を基にしたコンテンツは読者にとっても有益な情報なので、意識的に発信していきましょう!

アルゴリズムの変化で検索順位が落ちる可能性がある

「昨日まで検索結果の1番上に表示されていたのに、今日見たら競合他社が出てきて上に表示されている…」

SEO対策をしていても、Googleのアルゴリズムが変わったり、強力な競合他社が出てくると順位が落ちる可能性があります。

ただ、トイロスタジオでは常に最新のGoogleのアルゴリズム対策の知識を入れていますし、競合調査やコンテンツ設計などでSEO対策の成功確率を上げることはできます!

SEOで一度上位表示ができても、分析と改善を繰り返すことは必要になってきます。


SEO対策をしたいけど、時間がない…という方へ
トイロスタジオでは無料のご相談が可能です!

SEO対策をしたいけど、時間がない…という方へ
トイロスタジオでは無料のご相談が可能です!


中小企業がホームページ制作するときにやるべきSEO対策【11選】

それではここから実際に、中小企業がホームページを制作するときにやるべき具体的な対策を説明していきます!

  • クローラーの巡回を促して、Googleに見つけてもらう
  • 適切にインデックスする
  • 読者が使いやすいサイトにする

これらの順に解説していきますね。

クローラーの巡回を促して、Googleに見つけてもらうための対策【4選】

まずクローラーに適切に巡回してもらうためには次の4つを抑えましょう。

  • 内部の構造を浅くする
  • パンくずリストを設定する
  • robots.txtの設定をする
  • XMLサイトマップを送信する

内部の構造を浅くする

Googleはサイト内のリンク構造を浅くすることを推奨しています。

具体的にはどのページにも2クリック以内でたどり着けるようにしておきましょう。それ以上深い階層に置かれたページはクローラーから重要じゃないと判断されてしまう可能性があります。

また、リンクを貼るときも適切なアンカーリンクを設置すると、クローラーにとっても読者にとっても遷移先のページ内容をしっかりと把握してもらうことができます!

パンくずリストを設定する

パンくずリストとは、下の画像のようなものです。今見ているページの階層を示す役割をしています。

パンくずリストの例

Googleはパンくずリストの設置を推奨していますし、読者の利便性も上がるので、パンくずリストは設置しておきましょう。

robots.txtの設定をする

robots.txtとは優先度が低いページや不要なページを指定して、無駄なクローリングを避けるためのプログラムです。

無駄なクローリングを減らすことで、重要なページがクロールされなかった…。という事態を減らすことができます。

robots.txtを設定することで、比較的スムーズにGoogleに掲載されやすくなり、SEO対策の効果が早く出てきます。

noindexとrobot.txtの違い

noindexは、HTMLドキュメントのヘッダー部分に追加されるメタタグです。このタグがあるページは、検索エンジンによってインデックス(検索結果に登録)されないように指示します。つまり、そのページは検索結果に表示されません。noindexは特定のページに対してのみ機能し、robots.txtよりも強い制御を提供します。

簡単に言うと、robots.txt は「このエリアには来ないで」とクローラーに伝え、noindex は「このページを検索結果に表示しないで」と指示するものです。

XMLサイトマップを送信する

Webサイトの効果的なインデックス作成とSEO(検索エンジン最適化)を実現するためには、XMLサイトマップの送信が不可欠です。

XMLサイトマップは、ウェブサイトの全ページのリストを「検索エンジンにとってわかりやすい形」で提供し、より効率的にクロールさせるためのものです。

このプロセスはGoogle Search ConsoleやBing Webmaster Toolsなどのツールを使用して行われます!

サイトマップをXML形式で作成し、それをこれらのツールにアップロードすることで、検索エンジンは新しいコンテンツや更新されたページを迅速に認識し、インデックスに追加することが可能になります。

特に新しく立ち上げたウェブサイトや、定期的にコンテンツを更新するサイトにとって、XMLサイトマップの送信は、検索エンジンの視野に入るための重要なステップと言えるでしょう。また、サイトの構造が複雑な場合や、新しいページを頻繁に追加する場合には、定期的にサイトマップを更新して送信することが推奨されています。

適切にインデックスするための対策【5選】

クロールをされた後に、サイトの情報を適切にインデックスしてもらうために次の5つのポイントを押さえましょう!

  • タイトルタグを最適化する
  • メタディスクリプションタグを設定する
  • 見出しタグを適切に使う
  • altタグで画像の説明を記載する
  • canonicalタグでURLを正規化する

タイトルタグを最適化する

タイトルはSEO対策にとって最も重要な要素の一つです!タイトルをしっかり設定することで、検索エンジンと読者それぞれにとってのメリットがあります。

検索エンジンの観点からのメリット
タイトルタグは、検索エンジンがコンテンツの主題を理解する上で重要な手がかりを提供します。タイトルタグに含まれているキーワードにより、検索エンジンは関連性の高い検索クエリに対してそのページを適切にランク付けしやすくなります。結果として、タイトルタグの最適化は、ウェブサイトの検索結果のランキングを向上させることにつながります。

読者にとってのメリット
一方、読者にとってのタイトルタグの最適化のメリットは、コンテンツが提供する価値や関連性をすぐに理解できる点にあります。魅力的なタイトルは、読者の注意を引き、彼らが求めている情報であるかどうかを素早く判断するのを助けます。タイトルを最適化することで、クリック率を高めることも可能です。結果として、タイトルタグの最適化は訪問者の満足度を高めることに寄与します。

総じて、タイトルタグの最適化は、検索エンジンによる効果的なインデックス作成と、読者によるコンテンツの認識という、両方の側面でウェブサイトのパフォーマンスを向上させる重要な要素です。

メタディスクリプションタグを設定する

メタディスクリプションはそのサイトの内容を簡潔に表す説明文のことです。テキストスニペットとも呼ばれます。

このメタディスクリプションも検索結果に表示されることがあり、読者が記事を読むかどうかの判断材料になります。

メタディスクリプション自体はSEOの検索結果に影響を与えませんが、読者のクリック率(CYR)向上に貢献することで、間接的にSEO対策となります。

最適化のためには、重要なキーワードを自然に組み込みつつ、120字程度でページの内容を魅力的に説明することが推奨されています。

見出しタグを適切に使う

見出しタグはウェブサイトのコンテンツを構造化し、読みやすくするために使用するタグのことです。

h1(大見出し)、h2(中見出し)、h3(小見出し)と順に設定していきます。

h1タグは通常、ページの主要なタイトルとして用いられ、各ページに一つだけ存在するべきと言われています。

続いて、H2やH3の見出しを設定することで、内容をさらに細かく分類し、読者にコンテンツの流れを理解しやすくする役割を果たします。

これらの見出しは、不自然にならない程度にキーワードを含むことでSEOに貢献すると同時に、読者の興味を引きつける情報を提供することができます。

ページの内容を正しくインデックスするためには、見出しの構造が「入れ子」になっていることが重要です。

altタグで画像の説明を記載する

ウェブサイト上に画像を使用したら「alt(代替テキスト)」タグを使用しましょう。

altタグは画像が何を表しているのかをテキストで説明するための重要な要素です。

画像が表示されない場合や視覚障害のある読者がスクリーンリーダーを使用している場合に、このaltタグが役立ちます。

検索エンジン側も、このテキスト情報でどのような画像が指定されているのかを判断していますし、画像検索の結果においても関連する画像が適切にランク付けされることにもなります。

Googleガイドラインでもalt属性の利用を推奨しているので、忘れずに設定するようにしましょう。

canonicalタグでURLを正規化する

canonicalタグやURLの正規化など難しそうな言葉があふれていますが、簡単に言えば「コピペによる品質の低いページではないですよ」と検索エンジンに伝えるための設定です!

似たような記事が2つ以上あると、検索エンジンは「これはコピペでコンテンツ数を増やしているのではないか?」「このサイトの評価を下げておこう」といった判断をしてしまうことがあります。

人間にとっては別の意味を持つ記事同士でも、検索エンジンにとって上記のように判断されてしまう危険性がある訳です。

canonicalタグは、そのようなときにこちらのページが「主要な」ページですよ。と指定するために使用されます。

また、似たような記事が2つ以上あるときにSEOの評価が分散してしまうときにも、このcanonicalタグが活躍します。

このような作業をURLの「正規化」と呼び、きちんと設定することで検索結果の上位表示に貢献することができます。

読者が使いやすいサイトにするための対策【2選】

最後に読者にとって快適に閲覧できるサイトにするための対策を2つ紹介します。

ページの表示速度を速くする

ウェブサイトがなかなか読み込まれなくて、いらいらした経験はありませんか?2018年にGoogleが発表したデータでは、表示速度が1秒の時と比べて、3秒かかった時には直帰率が32%上昇してしまうことがわかっています。読者が快適にサイトを閲覧できるように、最低でも3秒以内にページが表示されるようにしましょう!

また、Googleはウェブサイトの検索順位を決める際のアルゴリズムの一つの指標に取り入れていることを公表しています。

表示速度の改善が必要かどうかを判断したいときはPageSpeed Insightsという無料ツールを使うことで表示速度の点数を出すことができます。

表示速度改善のためには画像の軽量化やコーディングの最適化、サーバーのチューニング等の対策が可能です。

モバイルファーストで設計する

多くの場面でスマホからウェブサイトを閲覧するようになった現代では、モバイルファーストの設計はSEO対策において不可欠な対策です。

「モバイルファースト」の設計とは、まずはスマホ向けにウェブサイトを設計してから、その後にデスクトップや大画面デバイスに対応させるという考え方です。従来はデスクトップファーストでしたが、最近の主流はモバイルファーストとなっています。

Googleなどの主要な検索エンジンはモバイルファーストのインデックスを採用しているため、モバイル最適化されたウェブサイトはSEOにおいても有利になります。

自社サイトがスマホで見たときに使いやすいかどうかはしっかりと確認しておきましょう!

ここまでが中小企業がホームページを制作するときに気を付けておくべきSEO対策11選の説明でした!

ホームページを制作するときにやるべきSEO対策11選
  • 内部の構造を浅くする
  • パンくずリストを設定する
  • robots.txtの設定をする
  • XMLサイトマップを送信する
  • タイトルタグを最適化する
  • メタディスクリプションタグを設定する
  • 見出しタグを適切に使う
  • altタグで画像の説明を記載する
  • canonicalタグでURLを正規化する
  • ページの表示速度を速くする
  • モバイルファーストで設計する

自社サイトでこれらの設定ができているか、よくわからない…という方はお気軽にご相談ください!


SEO対策をしたいけど、よくわからない…という方へ
トイロスタジオでは無料のご相談が可能です!

SEO対策をしたいけど、よくわからない…という方へ
トイロスタジオでは無料のご相談が可能です!


ホームページを制作した後にやるべきSEO対策である「コンテンツSEO」や「外部リンクの獲得」については別記事で説明しようと思います。

SEO対策を外注するのはあり?

最後に、中小企業がSEO対策を外注するべきか?についてですが、私たちは「外注化をして進めた方が良い」と考えます。

中小企業は一般的に人材的なリソースが少なく、SEO対策を含めたWeb施策を担当できる社員を準備するのはとても大変です。

社外のSEO対策の専門家をつけることで、効率的に自社の売上をアップすることが期待できます!

SEOは長期的に対策していくものなので、担当者との相性も大切です。

トイロスタジオでは一度無料の相談をしてから、貴社に合ったご提案をするかたちをとっています。そこでこの人に任せても大丈夫そうと判断してから正式なご依頼をすることができるので、ぜひ一度ご相談ください!

目次